台風19号は日本列島に大きな爪痕を残し、今なお河川の氾濫や土砂災害等新たな被害も出ており…被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早く復興されることを祈ります。
台風一過。夜中に避難準備の警報が発令されながらも、幸いに大きな被害もなく朝を迎えることができ、ほっと一息。晴天ではあるものの台風の名残で強風が吹く中、向かった先は…
大学の同窓会に参加するため、岩手県盛岡市へ。
2010年3月に大学を卒業し9年。歯科医師として10年目を迎えており、節目となる今年。今回は幹事の一人として準備を行ってきました。今回の台風の影響により、直前まで開催の可否について話し合いましたが、なんとか開催にこぎつけることができました。
当初40名弱の同級生が集まる予定でしたが、10名以上が直前にキャンセルとなり、集まったのはクラスの1/3程度。なんとか動き始めた新幹線で駆けつけ、会の途中から参加してくれた人も何名かいました。
卒業してからの10年。大学に勤務する者、開業医に勤務する者、親子で開業している者、今まさに開業準備している者、医学部に編入し医師になった者など皆それぞれ立派な医師、歯科医師となっていました。プライベートでは、結婚したり、子どもが生まれ親になったり…あっという間の10年でしたが、公私ともにそれぞれの人生を歩んでおり、近況を聞くだけでもとにかく新鮮。思い出話にも花が咲き、とにかく話題がつきません。不思議な事に、学生時代はそれほど話したことがなかった相手でも、顔を合わせれば話が弾みます。それだけ大人になったということでしょうか…
なかなか知られることのない現実かもしれませんが、テレビや雑誌など各マスコミでも時々話題になる歯科医師過剰問題。かつては、国家試験といえども合格率は100%。大学歯学部、歯科大学へ入学すれば基本的には6年間で歯科医師免許取得が可能でした(もちろん一定の努力は必要です)。しかし、歯科医師過剰問題が囁かれるようになってからは、毎年全国で3000人以上の受験者の中、合格者は2000人程度。3人に1人は試験に落第してしまいます。しかも、受験者は各大学の選抜者。要は、各大学すべて、合格率が下がらないように国家試験(場合によってはそれ以上)の難易度の各大学毎の卒業試験を課し、見事それをクリアした学生だけが国家試験の受験資格を手にすることができます。もちろん、各学年の進級についても一定の基準を満たさなければ進級できません。
我々の学年も6年間で卒業し、そのまま歯科医師となったのはわずか4割弱。このような事態が全国29の歯学部・歯科大学で起こっている事実。実際、もう何年も国家試験の合格率が100%を満たしている大学は現れていません…
そうした非常に厳しい学生時代、苦楽を共にした仲間だからこそ何年経っても学生当時、もしかしたらそれ以上に和気あいあいとできるのかもしれません。
二次会、三次会と夜が更けても話は尽きず…
台風という非常に大きな障害はありましたが、なんとか開催することができ本当によかったです。これからもお互いに切磋琢磨し、20年、30年と集まる機会を設けながら、末永く共にがんばっていければと思います。
短い時間でしたが、本当に楽しい時間を過ごすことができました!
参加してくれた皆さんありがとう\(^o^)/